資産運用会社Global X Japan(東京都千代田区)が、全国の投資中・上級330人を対象に、ニュースが与える投資への影響について調査(10月21日実施)した。
投資判断する上で、ニュースや世間のトピックスを「最も重視」する人は20.3%。「とても重視」46.7%と合わせて、約7割が「重視」している。「重視も参考にもしない」はわずかに1.8%だった。
投資に影響する情報収集で最も多く活用する媒体としては、「ネットニュース」18.2%と「テレビ(リアルタイム)」17.0%がきっ抗し、「新聞」13.0%が続いた。投資の中・上級者を対象とした調査で、回答者平均年齢が52.8歳だったことが影響したためか、SNSでの情報収集は相対的に低い結果だった。
投資判断で重視したいニュースは、「経済関連」が78.2%で最も多く、次いで「政治関連」52.7%、「業界や市場動向」38.8%が続いた。
2024年9月の自民党総裁選の結果が自身の投資にどう影響したかを聞いたところ、投資商品を「多めに購入した」28.5%、「少し購入した」 21.2%で、約5割の人が期待感を持って投資行動をしていた。
投資商品を「購入した」人に、どのようなテーマの投資を増やしたかを聞いたところ、「半導体」43.9%が最も多く、「高配当」38.4%、「AI」31.1%と続いた。石破政権の注目テーマ「防衛関連」は20.7%だった。
投資判断にそれなりの影響を与えているニュースではあるが、ニュースを見る時間は「1時間未満」計が77.3%。このうち「10分未満」4.2%、「10分~20分未満」13.6%など、比較的短時間で効率的に情報収集している傾向が明らかになった。
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