秋田県大館市の小学生が29日、地元のスーパーで新米を販売しました。コメは児童が田植えから商品化まで手がけたもので、訪れた人に元気いっぱいPRしていました。

大館市のスーパーの入り口にできた長い列。その先にいるのは地元の城西小学校の5年生です。

城西小学校では、児童が地域住民から田んぼを借りてコメ作りに取り組んでいます。品種はあきたこまちで、児童たちは田植えから稲刈りのあとの脱穀までの作業を経験。苦労して育てたコメは「Happy城西っ子米!」と名付けられ、この日、待ちに待った販売の日を迎えました。

多くの人に手にしてもらおうとポスターなどを制作したほか、販売の手順を何度も確認して練習を重ねてきた子どもたち。元気いっぱいにPRした結果、用意した新米78袋を見事完売させることができました。

児童の1人は「コメを渡すのがちょっと重くて遅れてしまったりしたが、友達と協力してできた。地域の人たちに助けてもらっている身なので、今回は地域の人たちを笑顔にできてうれしかった」と話していました。

また、別の児童は「田植えの時、足が泥に引っ張られて大変だった」と振り返り、「おいしく笑顔で食べてほしい」と呼びかけました。

子どもたちは、コメ作りや販売会で学んだ成果を、3学期に地域住民に向けて発表するということです。

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