「あす自分が死んでしまったら」「あの人に伝えたいことがあったのに亡くなってしまった」などと思った経験はありませんか。亡くなった家族や友人などに宛てたメッセージを自分の人生を考えるきっかけにしてもらおうという展示会が29日、秋田市で開かれました。
「イタコト展」と題した展示会は、タレントの田村淳さんがプロデュースし、全国から匿名で集めた亡くなった大切な人などに対する“心のこり”を込めたメッセージを通して、自分の人生と向き合ってもらおうというものです。
終活や理想の葬儀について考えるきっかけになればと、秋田県葬祭業協同組合が初めて開催しました。
会場には数々のメッセージとともに、これまでのイメージとは違う柔らかな色合いの棺も展示され、棺に入る体験も行われました。
主催した県葬祭業協同組合の半田雅之理事長は「もしもの場合に備えて事前に家族同士で話し合って、自分の『こうしてほしい』という意思を伝えることで家族の絆が深まると思うし、残された人には『ちゃんと送ってあげた』という思いをお葬式に反映してほしいと思って、このイベントを企画した」と話していました。
訪れた人たちは、人生や大切な人との別れについて思いを巡らせていました。
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