ランチアは11月27日、創業118周年を迎えたと発表した。これを記念し、同社はイタリア、フランス、スペインの従業員向けに特別イベントを開催した。
トリノにある本社では、従業員や経営陣がこの記念すべき日を祝福。ロビーには、ブランドの復活を象徴する新型『イプシロン』が展示された。
1906年にヴィンチェンツォ・ランチアによって設立されたランチアは、『12HP』、『ランブダ』、『アウレリア』など革新的なモデルで自動車史に大きな足跡を残してきた。
イタリアンエレガンスの代名詞とも言えるランチアのデザインは、『アウレリアB24』や『テーマ8.32』など、「イタリアンスタイル」の概念を定義づける時代を超越したモデルを生み出してきた。
ランチア・イプシロン HFモータースポーツの分野では、『ストラトス』、『037』、『デルタ』といった技術と競技性の象徴とも言える車両で、20年以上にわたりラリーシーンを席巻。映画『追い越し』への登場や、ステファノ・ガッバーナやリチャード・ギアといった著名人とのコラボレーションでも注目を集めてきた。
ランチアの新時代の先駆けとなる新型イプシロンは、伝統と革新を融合。独自の快適性、時代を超越したデザイン、100%電気自動車やハイブリッドエンジンなど最新技術を提供する。
ブランド復活の重要な要素となる新しい専売店「カーサ・ランチア」は、現在イタリア国内に160店舗を展開。2025年までにフランス、スペイン、ベルギー・ルクセンブルク、オランダ、ドイツの主要都市に70店舗をオープンする計画だ。
ランチアの118年にわたる歴史は、イタリア自動車産業の栄光と革新を体現している。新型イプシロンを中心に、新時代への挑戦を続けていく。
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